Borland BuilderX(以下BCBXと略)とはたくさんのコンパイラに対応しているIDE(統合開発環境)です。
BCCはもちろんGCCに対応していますのでゲームライブラリやゲームエンジンを利用するときに重宝します。
Personalは無償で利用できます。
インストールといっても特にIDEの設定が必要なわけではありませんので
サンプルをコンパイルするまでの手順を書きます。
ベクターからSGL2Dをダウンロードしてください。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/prog/se337119.html
解凍しインストールしたいフォルダにコピーしておきます。
まず、BCBXを起動してください。
ファイル→新規のプロジェクトタブにあるGUIアプリケーションの作成を選びます。
適当なプロジェクト名、保存したいフォルダを選ぶと次にプラットフォームとツールセットを選ぶ画面になります。
Minimalist GNU for windows とborland win32コンパイラツールが選ばれているはずです。
ここはデフォルトの設定のままでいいです。
最後に新規プロジェクトファイルの指定の画面になります。
ここで下段の「インポートされたファイル」を利用します。
右下の「追加」ボタンを押し3つのファイルを追加していきます。
この3つのファイルは1.ダウンロードで作ったフォルダに格納されています。
sgl.h
sgl.cpp
main001.cpp
そして「終了」ボタンを押すとプロジェクトが作成されます。
CTRL+F9を押すとビルドされます。
このときにプロジェクトファイルの下に\windows\Debug_Buildとフォルダが作成されます。
Debug_Buildフォルダの中に実行ファイルがあります。
SGL2Dを利用したファイルの実行にはsgl2d.dllが必要なのでこの実行ファイルと同じフォルダにコピーします。
main001.cppサンプルの中でtest.bmpを使っているのでこれも同じフォルダにコピーします。
以上で準備が完了したので実行ファイルを実行してください。
成功すればフルスクリーンに切り替わり左上にキャラクターが出てきます。
カーソルキーで操作できます。
うまくいかない場合の対処法です。
sgl2d.dllが見つかりません。と表示される。
実行ファイルと同じフォルダにsgl2d.dllをコピーする必要があります。
画面に絵が表示されない。
main001.cppの場合、実行ファイルと同じフォルダにTEST.BMPをコピーする必要があります。
main003.cppの場合、実行ファイルと同じフォルダにHIT.BMPをコピーする必要があります。