Lesson03 インストール (Borland BuilderX)



Borland BuilderX(以下BCBXと略)とはたくさんのコンパイラに対応しているIDE(統合開発環境)です。

BCCはもちろんGCCに対応していますのでゲームライブラリやゲームエンジンを利用するときに重宝します。

Personalは無償で利用できます。



インストールといっても特にIDEの設定が必要なわけではありませんので

サンプルをコンパイルするまでの手順を書きます。



1.ダウンロード

ベクターからSGL2Dをダウンロードしてください。

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/prog/se337119.html

解凍しインストールしたいフォルダにコピーしておきます。



2.BCBXプロジェクトの作成

まず、BCBXを起動してください。

ファイル新規のプロジェクトタブにあるGUIアプリケーションの作成を選びます。

適当なプロジェクト名、保存したいフォルダを選ぶと次にプラットフォームとツールセットを選ぶ画面になります。

Minimalist GNU for windows borland win32コンパイラツールが選ばれているはずです。

ここはデフォルトの設定のままでいいです。

最後に新規プロジェクトファイルの指定の画面になります。

ここで下段の「インポートされたファイル」を利用します。

右下の「追加」ボタンを押し3つのファイルを追加していきます。

この3つのファイルは1.ダウンロードで作ったフォルダに格納されています。

sgl.h

sgl.cpp

main001.cpp

そして「終了」ボタンを押すとプロジェクトが作成されます。



3.実行

CTRL+F9を押すとビルドされます。

このときにプロジェクトファイルの下に\windows\Debug_Buildとフォルダが作成されます。

Debug_Buildフォルダの中に実行ファイルがあります。

SGL2Dを利用したファイルの実行にはsgl2d.dllが必要なのでこの実行ファイルと同じフォルダにコピーします。

main001.cppサンプルの中でtest.bmpを使っているのでこれも同じフォルダにコピーします。

以上で準備が完了したので実行ファイルを実行してください。

成功すればフルスクリーンに切り替わり左上にキャラクターが出てきます。

カーソルキーで操作できます。



4.失敗

うまくいかない場合の対処法です。



sgl2d.dllが見つかりません。と表示される。

実行ファイルと同じフォルダにsgl2d.dllをコピーする必要があります。



画面に絵が表示されない。

main001.cppの場合、実行ファイルと同じフォルダにTEST.BMPをコピーする必要があります。

main003.cppの場合、実行ファイルと同じフォルダにHIT.BMPをコピーする必要があります。